2026年1月の注目イベン5選:十日えびす、出初式、成人の日、だるま市、初場所

新しい年が始まり、日本各地では縁起を担ぐ祭りやユニークなイベントが次々と開催されます。今回は2026年1月に注目したい5つの祭りや行事を紹介します。

■ 十日えびす(西宮神社・兵庫県)/ 1月10日
西宮神社のえびす様の祭りでは、縁起物の福笹や福熊手が授与されるほか、江戸時代から続く「福男選び」が有名です。早朝6時の太鼓の合図とともに本殿まで約230メートルを一斉に駆け抜け、先着3名が「福男」に選ばれます。毎年6,000人以上が参加するほど人気で、正月の商売繁盛を祈る賑やかな行事です。

■ 出初式(各地)/ 1月上旬
消防署と地域消防団による新春恒例の出初式は、最新の消防・救助技術を披露するパレードです。東京では約2,700人の消防隊員が参加し、江戸時代の火消しに由来する梯子乗りなどのアクロバットが見どころとなっています。古都・江戸で多発した火災を背景に始まったと言われる伝統行事です。

■ 成人の日(全国)/ 1月の第2月曜日
1月第2月曜日は成人の日で、新たに成人となった人々を励まし自立を促す国民の祝日です。かつては男子は15歳、女子は13歳で元服を迎えましたが、1876年に成人年齢が20歳となり、2022年には18歳に引き下げられました。自治体では18歳の新成人を祝う式典が行われますが、今も多くの地域で20歳の人々が晴れ着姿で参加します。男性はスーツ、女性は振袖を着て大人の門出を祝います。

■ だるま市(達磨寺・群馬県高崎市)/ 1月6日〜7日
年の始めに各地で開かれるだるま市の中でも、群馬県高崎市の達磨寺の市が最大規模と言われます。達磨はインドの僧・菩提達磨を模した起き上がり小法師で、願いを込めて片目を描き、成就したらもう片方を描く縁起物です。この市は約200年前の凶作の際、住民支援として寺の住職が製作技術を教えたのが始まりで、現在では110軒ほどの露店が並び、2日間で約20,000体のだるまが300,000人の参拝客に売られます。

■ 大相撲一月場所(東京・両国国技館)/ 1月11日〜25日
大相撲の年間6本場所は力士の番付を決める公式大会で、1大会15日間行われます。その幕開けとなる初場所は東京の両国国技館で開催され、2026年は1月11日から25日まで。チケットは2025年12月6日から販売開始です。取組は日を追うごとに盛り上がり、千秋楽には優勝決定戦が行われます。

1月は初詣や初売りだけでなく、古くから受け継がれてきた祭りや行事が目白押しです。商売繁盛を祈る十日えびす、火災防止を願う出初式、新成人を祝う成人の日、願掛けのだるま市、国技・相撲の熱戦と、それぞれに特色ある催しをぜひ楽しんでみてください。

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